こんにちは! にゃぶろぐです。
京都に在住して20年以上になります。
年を重ねると、神社やお寺を魅力的に感じるようになってきました。
本ブログでは訪れた「寺院・神社」を、京都を中心に記録しています。
今回は、京都市伏見区にある「御香宮神社」へ行ってきました。
日本名水百選にも選ばれている御香水をいただける神社。
御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)
基本情報
京都市伏見区にある神社です。
日本第一安産守護之大神として広く崇められている神功皇后を主祭神としている神社で、安産、子育てのご利益がある神社として知られています。
平安時代、境内から病気に効く御香水がわき出たため、清和天皇から「御香宮」の名を賜ったと言われています。
この御香水は、日本名水百選にも選ばれおり、実際に飲むことができます。
アクセス
電車・バス利用の場合
京阪電車「伏見桃山」下車、徒歩約5分
近鉄電車「桃山御陵前」下車、徒歩約5分
市バス「御香宮前」下車、徒歩約1分
車利用の場合
有料駐車場あり。( 入庫後20分無料 )
20分無料なので、サッとお参りしたり、御香水をいただいたりする分には無料でいけると思います。
国道24号線沿いに駐車場はあるのですが、駐車場の入り口が直前になるまで見えてこないので、見逃さないように注意しましょう。
2021年9月時点での駐車料金です。
御香宮神社の見どころ
表門
表門。
国の重要文化財にも指定されています。
豊臣秀吉が築城したと言われる伏見城の大手門を移築したものらしいです。
駐車場から直接本殿、拝殿の方向に向かっていくと、表門は通れないので、少し遠回りにはなりますが、お参りする時は表門から廻っていくことをオススメします。
参道
表門をくぐると、本殿、拝殿へと続く参道があります。
鳥居と、両脇に生い茂る松の木が、いい雰囲気を醸し出しています。
桃山天満宮
桃山天満宮。
御香宮神社の近くの寺の住職の夢枕に菅原道真公が立たれて、それに感激したご住職が寺の守護神としてお祀りしたのが始まりと言われています。
参道から、拝殿に向かう途中にあります。
忘れずお参りしておきましょう。
天満宮だけあって、しっかり建物には牛の装飾がありました。
拝殿
拝殿。
寛永2年(1625年)に徳川頼宣より寄進(寺社に自ら金品を寄付すること)。
徳川から贈られたものというだけあって装飾がキレイです。
装飾の一部。
この箇所だけではなく、拝殿の周りの至る所に装飾が施されています。
じっくり何が描かれているのか見てみてはいかがでしょうか。
本殿には入れませんが、拝殿からお参りすることができます。
しっかりお参りしておきましょう。
御香水
神社の境内から平安時代に香りのいい水が湧き出し、飲むとたちまち病が治ったと言われています。
伏見エリアは日本酒の酒蔵がいくつもあり、良質な水が湧き出ています。
この御香水もその一つなのでしょう。
実際に飲むことができ、ペットボトル等に入れて持って帰ることもできます。
(ルールが書いてあるので、しっかりルールを守りましょう。)
実際に飲んでみました。
非常にやわらかい口当たりで、美味しい!
確かに普段飲んでいる水道水や、ペットボトルの水とは違います。
特に水に詳しい訳でも何でもないのですが、明らかに違いがありました。
立ち寄った際には飲んでみてください。
名水百選の認定書です。
昭和60年と書いてあるので、結構歴史のある認定なのですね。
御香水の井戸
御香水が湧き出ている井戸です。
拝殿を寄進した徳川頼宣たちの産湯にも使われていたとか。
絵馬堂
宝暦5年(1755年)に建てられたもの。
劣化が激しく、絵が消えかかっているものが多いですが、それが逆に歴史の歩みを感じさせてくれました。
能舞台
今も仕舞・狂言などが行われている能舞台。
明治維新後にできた舞台のようです。
訪れたときはビニールシートが掛けられていて、少し残念でした。
実際に、舞台での演技を見てみたいものです。
鳥羽伏見の戦いの碑
伏見は鳥羽伏見の戦いで主戦場の1つ。
官軍が本陣を置いたのが、この御香宮神社であると言われています。
その戦いの跡には、石碑が建てられています。
安産祈願の石標
本殿の右側にある石碑。
安産、子育てのご利益があると言われている神社ですので、ご利益を頂きたい方はコチラもお参りしておきましょう。
まとめ
日本名水百選にも選ばれている御香水をいただける神社
御香宮神社についてでした。
いかがでしたでしょうか。
いろいろ見どころの多い神社でしたが、何と言っても、この神社の名前の由来になっている「御香水」です。
いつも飲んでいる水とは明らかに違い、本当に何かご利益を頂いていたり、何か身体の悪いところを治癒されているような気分になりました。
訪れた際には是非ご賞味ください!
以上、参考になれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!
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