こんにちは! にゃぶろぐです。
京都に在住して20年以上になります。
年を重ねると、神社やお寺を魅力的に感じるようになってきました。
本ブログでは訪れた「寺院・神社」を、京都を中心に記録しています。
今回は、京都市右京区にある「大覚寺」にお参りしてきました。
嵯峨御所ともいわれる天皇ゆかりのお寺
旧嵯峨御所 大本山 大覚寺
基本情報
京都市右京区にあるお寺です。
住所:〒616-8411 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
電話:075-871-0071
拝観料:大人 500円、小中高 300円(お堂エリアの料金)
駐車場:有り(2時間:500円)
トイレ:有り(駐車場に有り。キレイです。)
弘法大師空海を宗祖と仰ぐ真言宗大覚寺派の本山。
平安初期、嵯峨天皇が檀林皇后とのご成婚の新室である離宮を建立されたことが始まりで、嵯峨御所とも呼ばれています。
御所様式の建物が立ち並ぶお寺です。
↓お寺にある説明。
アクセス
電車・バス利用の場合
JR山陰本線 嵯峨嵐山駅下車、徒歩約20分
市バス・京都バス「大覚寺」下車、徒歩すぐ
車利用の場合
有料駐車場あり。( 2時間:500円 )
有料駐車場を利用すると交通安全のお札をいただき、五大堂(本堂)に納めることができます。
少し離れた場所に300円、400円のパーキングがあったので、特にお札が不要で徒歩が苦でなければそちらを利用しても良いかと思います。
大覚寺の見どころ
華供養塔
名前の通り、華を供養している塔です。
嵯峨天皇を開祖とする華道「華道嵯峨御流(かどうさがごりゅう)」を伝えるお寺でもあるので、華を供養する塔が立っているらしいです。
こちらは拝観料が必要なエリアの外にあるので、無料で見ることができます。
臥龍の松
大覚寺で一番衝撃的だったのが、この「 臥龍の松 」。
地を這うように松が生い茂っており、非常に美しいです。
こちらも拝観料が必要なエリアの外にあるので、無料で見ることができます。
村雨の廊下
縦の柱を雨、直角に折れ曲がっている回廊を稲光に例えて、「村雨の廊下」と呼ばれています。
天井は刀や槍を振り上げられないように低く造られているらしい。
確かに一瞬頭が当たるのでは?と思ってしまうほどの低さでした。
(160cm前半のチビなので、実際に当たることはありませんが。。)
時代劇などでも使われそうな雰囲気のある廊下ですね。
宸殿(重要文化財)
江戸時代、後水尾天皇より下賜された寝殿造りの建物で、重要文化財にも指定されています。
下賜とは?
身分の高い人からくださること。
狩野山楽によって描かれた、牡丹・紅白梅などの美しい襖絵を見ることができます。
格子戸の留め金に、セミの装飾がありました。
セミに何か意味があるのでしょうか?
何にしてもオシャレですね。
心経前殿(御影堂)
大正14年(1925)に建造された比較的新しいお堂。
嵯峨天皇、弘法大師(秘鍵大師)、後宇多法皇、恒寂入道親王の尊像がお祀りされているため「御影堂」とも呼ばれています。
中に入って、お参りすることもできます。
勅封心経殿
大正14年(1925)、法隆寺の夢殿を模して再建された建物。
嵯峨天皇、後光厳天皇、後花園天皇、後奈良天皇、正親町天皇、光格天皇の宸翰勅封般若心経を奉安し、薬師如来像が祀られているのだそう。
普段は中に入ることはできません。
2018年に60年ぶりの特別開帳があったようですが、これからまた60年近く、、生きている間には見れそうもないかな(泣)
勅使門
遠くて見づらいのですが、天皇にゆかりがあるので、門にも菊の紋章がありますね。
また、美しい装飾も施されています。
普段は閉まっていて、特別な時だけ開けられるそうです。
安井堂(御霊殿)
京都東山にあった安井門跡蓮華光院の御影堂を、明治4年(1871)に移築したお堂。
中に入ると見て欲しいのが、天井です。
花鳥や、見事な雲龍が描かれています。
五大堂(本堂)
江戸時代中期(天明年間)に建てられたお堂。
不動明王を中心とする五大明王が祀られています。
大沢池に面する東面には、池に張り出すような観月台(濡れ縁)があり、大沢池を見渡すことができます。
大沢池エリアへの共通参拝口もあります。
大沢池
大覚寺の東に位置し、日本最古の人工の林や泉水などのある庭園。
写真は五大堂からの景色。
天気が良ければ、もっといい眺めなんでしょうね。。
大人:300円、小中高:100円の参拝料金を支払うと、中を見て回ることができます。
まとめ
御所様式の建物が立ち並ぶ、天皇ゆかりのお寺
以上、「大覚寺」についてでした。
いかがでしたでしょうか。
御所様式の建物が立ち並び、ほとんどのお堂を靴を履かずに廻れるのがとても新鮮でした。
人が少なく、ゆっくりと廻れたのも良かったです。
現実離れした癒しの空間なので、都会に疲れた人には良いかもしれないですね。
嵐山から少し足を延ばせば行ける場所にあるので、嵐山観光と合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
今回は大沢池の方には行かなかったのですが、機会があれば行ってみて、またブログにも載せたいと思います。
参考になれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!
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