こんにちは! にゃぶろぐです。
京都に在住して20年以上になります。
年を重ねると、神社やお寺を魅力的に感じるようになってきました。
本ブログでは訪れた「寺院・神社」を、京都を中心に記録しています。
今回は、京都伏見にある「乃木神社」に行ってきました!
明治天皇への忠義を貫き通した乃木大将夫婦を祀る神社
乃木神社
基本情報
住所:〒612-8028 京都府京都市伏見区桃山町板倉周防32
電話:075-601-5472
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:無し
駐車場:有り(無料)
乃木希典命・乃木靜子命(ノギマレスケノミコト・ノギシズコノミコト)を祀る神社。
乃木希典は乃木大将とも呼ばれている方で、日露戦争で武功を上げ、その後、明治天皇より学習院院長に任じられた、文武両道で功績を残された方です。
乃木靜子は希典の奥様ですね。
学習院とは?
明治10年に創立された、宮内省直轄の官立学校。
主に華族の子弟が学ぶ教育機関なのだそう。
この夫婦の明治天皇に対する忠義は凄まじく、明治天皇が崩御された際には、夫婦揃って殉死したという逸話があります。
以下、乃木神社の境内図です。
アクセス
電車・バス利用の場合
JR奈良線「桃山駅」下車 徒歩約10分
近鉄京都線「桃山御陵前駅」下車 徒歩約15分
京阪本線「伏見桃山駅」下車 徒歩約15分
車利用の場合
無料駐車場あり。
近くに明治天皇陵の駐車場もあるので、合わせてお参りする方は、そちらを利用しても良いかと思います。
地図を見て頂ければ分かりますが、神社は明治天皇陵の麓に位置しています。
いかに明治天皇への忠義が大きいものだったかがこれだけでも分かりますね。
明治天皇陵については、以下記事でも紹介していますので、興味があればご覧ください。
乃木神社の見どころ
参道入口の大鳥居
参道入口にある大鳥居。
京阪電車より奉納された鳥居なのだそう。
こちらの鳥居をくぐると、乃木神社の境内が見えてきます。
神門
乃木神社の境内入口である神門。
後ろに見える明治天皇陵の森とも相まって、とても大きく、立派な門に見えました!
山門と呼ぶことが多いような気がするのですが、神門と呼ぶのは珍しいですね。
勘違いだったらすいません。
拝殿/勝水
神門をくぐって、参道を進んでいくと、拝殿が見えてきます。
拝殿奥に本殿がありますが、入ることはできません。
拝殿には、乃木大将の愛馬が描かれた絵馬が飾られていました。
躍動感のあるお馬さんたちですね。
拝殿の両サイドにも、乃木大将の愛馬の像が建っています。
こちらも躍動感のある立派な像でした。
拝殿左には、乃木の名水「勝水」をいただける場所があります。
伏見城の名水と水源としている御神水で、絶えず湧き出ています。
実際に手や口を清めたり、ペットボトルなどで汲んで帰ることも可能です。
名前の通り、勝運の縁起水と言われており、勝負事の前などにいただくのが良いかもしれません。
注意事項や、手水の使い方が書かれた看板もあります。
ルールをしっかり守って、御神水をいただきましょう。
三典一静の松
立派な松ですね。
乃木大将の家族が、乃木希典(本人)、勝典(長男)、保典(次男)、 靜子(妻)だから三典一静の松という名前なのだそう。
家族にまつわる松なので、夫婦円満や良縁成就、家運隆昌のご利益があるのだそう。
あまり細かく見ていなかったのですが、松の周りにはミニチュアのフィギュアなどが置かれていました。
すごく可愛らしかったのですが、なんだったんだろうコレ。。
乃木大将の像
乃木大将の像です。
いかにも大将!という感じで強そうです。
村野山人翁の像
乃木神社の創建者である村野山人翁の像です。
乃木大将の像よりも大きく、立派な人だったんでしょうね。
長府乃木邸
乃木大将が少年時代を過ごしたお家なのだそう。
家族七人で住んでいたそうです。
見る限り、結構、質素な暮らしをされていたみたいですね。
記念館
少し近代チックな建物が境内にあります。
記念館です。
中には乃木大将が、どのような一生を過ごされたのかが分かる展示などがありました。
歴史を確認したい方は、覗いてみてください。
宝物館
宝物館は、大人100円を支払うことで入館できます。
建物は2階建ての蔵になっています。
館内には、乃木大将に関連する貴重な遺品や文化財が展示されているそうです。
山城ゑびす神社
乃木神社の摂社にあたる山城ゑびす神社。
もともとは、乃木大将の夫人(靜子)を祀る神社だったそうですが、現在はえびす様をお祀りするゑびす神社になっています。
最近作られたものでしょうか。
「幸せに成り」鯛という像が3体ほど置かれていました。
合っているか分からないですが、撫でて幸せを願っておきました。
さまざまな石碑
乃木神社の境内には、さまざまな石碑が建っています。
戦争を乗り越えてきた乃木大将ですから、戦争に関わった方々や、天皇への忠義を示すものなど、一つ一つ見てみるのも良いかと思います。
こういう石碑を見ると、背筋を正されますね。
内苑
特別拝観が行われているときは、大人100円で入ることができるそうです。
今回は、内苑については行っていないので、また機会があれば記事に書きたいと思います。
まとめ
明治天皇への忠義を貫き通した乃木大将夫婦を祀る神社
乃木神社についてでした。
いかがでしたでしょうか。
今までお参りした神社やお寺は、江戸時代以前の方々や、仏様が祀られているところばかりでした。
しかし、今回訪れた乃木神社は、明治時代に功績を残された方が祀られていて、その功績を明確に感じることができ、感謝の意をより深く感じることができたように思います。
伏見にお越しの際には、訪れてみてはいかがでしょうか。
明治天皇陵と合わせて訪れてみるのがオススメです。
以上、参考になれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!
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