こんにちは! にゃぶろぐです。
京都に在住して20年以上になります。
年を重ねると、神社やお寺を魅力的に感じるようになってきました。
本ブログでは訪れた「寺院・神社」を、京都を中心に記録しています。
今回は、番外編。
奈良の宇陀市にある「室生寺(むろうじ)」へ行ってきました!
奈良の紅葉の名所の一つ!
女人高野 室生寺
基本情報
住所:〒633-0421 奈良県宇陀市室生78
電話:0745-93-2003
拝観時間:9:00~16:00
拝観料:大人600円(JAF割引あり)※寳物殿は別途400円
駐車場:有り(有料)
奈良県の北東部に位置する山に囲まれた真言宗室生寺派大本山のお寺。
女人高野として、女人の参詣が禁じられていた高野山とは異なり、女性の参詣を受け入れてきた歴史があります。
境内には、多くの国宝、重要文化財があり、また四季によっては桜や紅葉を楽しめることもあり、多くの参拝者が全国から訪れる有名なお寺です。
アクセス
電車・バス利用の場合
近鉄室生口大野駅からバスで(室生寺前行き終点下車)
車利用の場合
周辺に有料駐車場あり。
一日600円のところが多かったです。
山に囲まれたところにあるお寺でしたが、道路も整備されていて、通りにくいところはありませんでした。
紅葉時期の混雑状況
11月23日(祝)の朝、9時半ぐらいに訪れましたが、人はまばらでした。
しかし、お昼に近づくにつれ、人も多くなり、少し混雑しているように思いました。
ただ、駐車場に車が停めれなくなるほどではありませんでした。
混雑を避けるなら、拝観時間が始まる9時直後に訪れるのがオススメです。
「室生寺」の見どころ
太鼓橋
室生寺の境内に入る前にある太鼓橋。
朱色の橋が風情があっていい感じでした。
周辺にはお土産屋さんや、飲食店もありますので、お寺の周辺も散策してみてください。
ちなみに私は、自然薯並みに粘りの強い大和芋(山の芋)なるものを買って帰りました。
1つ500円ほどはするのですが、とろろにすると本当に粘りが強く美味しかったです!
ご飯の上に乗せても美味しいですが、海苔を巻いて醤油漬けて食べるのがオススメです。
↓見た目はこんな感じの丸い芋です。
奈良特有のものと思っていましたが、全国いろんなところに産地があるんですね。。
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仁王門
拝観料を支払い、境内に入ると見えてくるのがこの仁王門。
両脇の仁王様がとても凛々しく、朱色の門もとても立派で素敵でした!
これだけ人がいない状態で写真が撮れるのも、朝に訪れる特権ですね!
早起きした甲斐がありました!
鎧坂、弁財天
仁王門をくぐって進んでいくと見えてくるのが、この鎧坂。
両脇の紅葉と、奥に見える金堂が相まって、とても良い景観でした。
鎧坂を登っていくと、途中に弁財天さんもいらっしゃいました。
忘れずお参りしておきましょう!
金堂(国宝)
柿葺(こけらぶき)寄棟造りの屋根が特徴的な金堂。
鎧坂を登りきると見えてきます。
国宝にも指定されている、とても貴重なお堂のようです。
中には、釈迦如来立像(国宝)、薬師如来立像・文殊菩薩立像・十二神将立像(いずれも重要文化財)といった貴重な仏様がいらっしゃいます。
天神社拝殿、軍茶利明王石仏
金堂の横にある 天神社拝殿(右)、軍茶利明王石仏(左)。
天神社拝殿には、青龍さんがおられます。
室生寺は龍神様への信仰があるみたいですね。
夜になるとライトアップされるのだそう。
軍茶利明王石仏は、大きい石に名前の通り軍茶利明王が彫られています。
器用に彫刻できるもんだなあ。
弥勒堂(重要文化財)
金堂の反対側にある弥勒堂。
こちらも重要文化財に指定されている貴重なお堂のようです。
弥勒堂というだけあって、中には弥勒菩薩像が安置されています。
本堂(国宝)
弥勒堂から更に階段を上がってくると見えてくるのが、この本堂。
本堂は灌頂堂(がんじょうどう)とも呼ばれており、真言密教の最も大切な法儀である灌頂を修するためのお堂なのだそう。
中には如意輪観音菩薩(重要文化財)が安置されています。
五重塔(国宝)
本堂から更に階段を上がっていくと、この五重塔があります。
いろんなメディアで見かけるのは、この五重塔であることが多いですね。
周りに紅葉はありませんでしたが、それでも抜群の景観でした!
こちらも国宝に指定されているのだとか。。このお寺は貴重なお堂ばかりですね。
法隆寺の次に古い塔なのだそう。そりゃ貴重ですね!
奥之院(御影堂・常燈堂)
そして、個人的な最大の見どころ奥之院です!
正確に言うと、奥之院への道のりが最大の見どころ!
見てください!この階段!
距離は大したことは無いのですが、傾斜がかなり急で、少し登っただけで息が切れます。
体力に自信の無い方、足腰に不安のある方、諦める勇気も大事です!
無理のない範囲で登るようにしましょう!
登っている途中で、諦めている方が何人かいらっしゃいました。
奥之院への道中には、削られた岩場にお墓がありました。
奥之院到着まであと少し。
見えているのは常燈堂です。
よくこんな山の上の崖にお堂を建てられたもんだなあと感心します。
文明も発展していない中、昔の人は凄いですねえ。
奥之院に到着。
写真に写っているのは、御影堂(重要文化財)です。
奥之院では、奥之院限定のお守りなども売られていました。
常燈堂を先ほどと反対側から見た写真。
別名位牌堂と呼ばれているだけあって、中には沢山の位牌が安置されていました。
高齢になった時のことを考えると、ここまでお参りに来るのは大変だなあと思ってしまった。
奥之院からは、山々の景観を見ることができます。
常燈堂の裏側からの景色はなかなか良かったです!
紅葉
今回訪れた目的、紅葉も忘れてはなりません!
訪れた11月下旬は見頃を迎えておりました。
木の本数はそこまで多くない印象でしたが、境内のところどころで見られる紅く染まった紅葉がとてもキレイでした!
歴史ある建物と合わせて見ると、更に素晴らしい景観になります。
まとめ
奥之院への階段が試練!だが登る価値はアリ!
室生寺についてでした。
いかがでしたでしょうか。
貴重なお堂や、仏様がたくさんあり、紅葉も美しく、とても素晴らしいお寺でした。
個人的にですが、奈良の有名なお寺って、京都とはまた違った雰囲気で、なんというかスケールが大きい感じがしますね。
また、奥之院へ続く階段は結構しんどいですが、登りきった時の達成感は何事にも代えがたいです。
無理のない範囲で、チャレンジしてみてください。
以上、参考になれば幸いです。
読んでいただき、ありがとうございました!
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